中韓日三国仏教和平祈願法要におけるご挨拶

中国仏教協会副秘書長
普法

本日、中国、韓国、日本三国仏教界の代表がうれしくも日本の美しい海辺の街―横浜に集い、世界の和平、人類の幸福のために厳かに祈願法要を挙行する。まさに勝縁で、功徳が量りがたいといえよう。これはわれわれ三国仏教界が世界の平和と人類の幸福を目指す共同の発心であるばかりでなく、三カ国の法門兄弟が友情を増進し、理解を深める大きな大好因縁である。

中韓日三国の仏教は同じ流れを汲み、同根同源であり、ほかにないほどの親密な法縁関係を有している。千年あまり以来、三国の仏教界は行き来を切らすことなく、頻繁に交流し、相互に促進しあい、絶えず発見をとげ、よって仏教が世界において広く伝播され、発揚を得られ、人類文明の進歩と社会の安定、発展のために磨滅できない貢献をしてきた。

現今の世界では、人類は局地における戦争、地域的なトラブル、民族間の矛盾、教派の紛糾、種族の差別、邪教の不正流行、テロリズムの横行、生態圏のバランスが受けた厳重な破壊などで、自然災害の頻繁な発生と、たえない災いをもたらした。以上のことで、世界各国の民衆に大きな苦痛をこうむった。このような状況の下で、仏教が唱える包容と慈悲の精神はいっそうその大切さを示している。人類社会は仏陀の无縁大慈、同体大悲の精神で人類の福祉に注目し、仏陀の包容と生命を守る理念で、善良な心で生命と付き合い、包容し、尊重し、仏法の智慧で執着を取り除き、トラブルを解消するのを必要としている。われわれ仏教徒の一人一人は仏陀の教義を導きとし、自らより、本分のことから、自利利他、慈悲済世を通して人類の幸福と社会の和諧及び世界の平和に仏教の智慧と力をささげるべきである。

『華厳経』いわく、「若人欲了知、三世一切佛、応観法界性、一切唯心造」。ここからみるに、人類が抱える課題と危機はすべてわれわれのエゴイズムと貪欲に由来する。貪婪の心が永遠に満たされないことにより、お互いにトラブルが起き、よって絶え間のない紛糾と戦争をもたらしている。だから、この世の乱れを抜本的に直すには、自分たちの心の浄化を起点とし、衆生の心にて心の平和を実現させ、仏教の無我、慈悲、尊重、平和の教義を実践することによって世界の真の平和を実現しなければならないと仏教は告げている。

仏教は人類の精神のよりどころで、心の宿るところである。人々は仏法を学ぶことを通してこそ、心の中にある貪嗔痴などの煩悩を取り除き、心を落ち着かせ、気を緩めて始めて、おちついて暮らし、楽しく仕事をし、国を安定させ、世界の平和を実現できる。

ここにわれわれは三宝の加被を祈る。中韓日三カ国の人民は末永く友好で、平和に付き合うように。世界各国では時節が順調で、戦争が永遠に止むよう祈願する。三国の民衆は家を安んじ、仕事を楽しく、三宝の光が全世界を永遠に照らすことを祈願する!

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